こんにちは。
夢求の里交流館、山縣です。
晴天ならば5月は爽やかな季節ですが、梅雨を思わせるような雨空が週明けから続きました。
数日ぶりに雲の合間から覗いた青空と、だいぶ濃さを増した緑に、少し晴れやかな心地のする午後となりました。
6月10日(金)、11日(土)の午後6時から午後9時まで、大道理夢求の里交流館周辺にて
「第24回 ほたる観賞の夕べ」が開催されます。
夢求の里交流館周辺の川沿いのホタルロードを蛍を眺めながら散策しに大道理地区へいらしてみませんか?
【お問合せ先】:大道理夢求の里交流館
周南市大字大道理1332番地
☎0834-88-1830
季節は春から初夏へと進んでいきます。
先月、フォトコンテスト実施についてのお知らせを「大道理日記」上でもお知らせしましたが、
四季折々、その時にしか出会えない風景を間近で見て癒されて、カメラに収める形の「ほたる観賞の夕べ」の楽しみ方もおススメいたします。
4月。今は芝桜まつり真っ盛りの大道理地区ですが、少しだけ時を遡ります。
3月19日、大道理夢求の里交流館で「中山間地域を元気にする研修会」が開かれ、
周南市北部8地区の中山間地域の団体に所属する方や周南市内の事業者の方、
市職員など約40名の方が参加されました。
今回の研修会のテーマは「農村と都市の交流人口を拡大するための連携戦略」というもので、午前中に行われた第一部は、
地域づくり総合プロデューサーの宮本倫明さんが、ご自身が関わって来られた三重県や愛媛県など様々な県での地域づくりの取り組み事例についてのお話をされました。
講演の最初に、地域づくりは対話をする場づくりが、まず第一歩であるというお話をされました。
愛媛県の事例では、何が地域の観光資源になるのかを考えた時、地域のコミュニティの活動でしていることを、
来られた方に楽しんでもらうという形で観光資源化するために「こんなことをしたら楽しい」
という地域の自慢を見つけることから始めたというお話をされました。
そこでは、地域の方が第三種旅行業の免許を取得され、自分たちで旅行会社を立ち上げられたということです。
それから、連携することで新しいものが生まれ、大きくなり、価値が生まれていくという事例をいくつか紹介されました。
三重県の事例では、地域と企業との連携、高校、大学など学校との連携など様々な事例を紹介されました。
商品開発だけでなく、高校、大学と連携した竹林の整備、耕作放棄地を整備する地域貢献活動に、
大学生のサッカー部の合宿で来てもらった事例、漂着ゴミを拾う活動と物販をコラボさせ、イベント大賞を受賞した答志島の「奈佐の浜プロジェクト」という事例など幅広い分野での連携の事例をお話し下さいました。
講演後、平成28年度から始まる「周南市共創プロジェクト」の説明がありました。
こちらは、持続的に地域づくり活動を行うために、宮本さんの講演での事例にあったような、
様々な異なる業種の二つ以上の団体が連携して周南市域を対象とした公益的な活動を行う際、
市からの財政(初期投資のサポート)、人的支援(プロデューサー、専門家派遣)を行いますというものです。
お昼には机をぐるりと四角く並べ、皆さんで歓談されながら大道理ほたる工房のお弁当を召し上がり、楽しい時間を過ごされました。
午後からは、今回参加された周南市北部中山間の8地区それぞれテーブルに分かれて、
座談会として、各地域の自然や歴史、そこで体験できること、風習、ゆかりの人物など自慢発表が行われ、北部中山間地域全体で各地区の自慢を共有しました。
▲大道理地区の皆さんの話し合い風景です
付箋にそれぞれ思い付く自慢を書いて模造紙に貼っていきます
その後、地区ごとにテーブルに集まっていたところから席を移動して、異なる地域の方がたや事業者の方が一つテーブルに集まって5つのグループを作り、今度は、それぞれ地域や企業等で連携して新しい商品、サービス、体験等、何ができるかを話し合って発表する場へ変わりました。
発表の場では、それぞれ異なる地域で集まってチームを作って話し合いを行ったことで、様々なアイデアが生まれました!
長穂の軽トラ市を八地区で連携して行うといった意見、桜などの花、滝、ほたる等の観光資源での連携に関する意見、食に関する特産品づくりを北部全体で取り組もうという意見など、他にも連携することで、様々なものが生まれていきそうな、これからが楽しみになりそうなアイデアが沢山発表されました。
連携によって、周南地域で新たな今までにない価値を持ったプロジェクトが今後色々と生み出されていく端緒となる会となりました。
こんにちは。
夢求の里交流館山縣です。
芝桜まつりが3日から始まり、大道理地区では連日、沢山の方が花を愛でに来られています。
芝桜の時期だけではなく、どこか懐かしく心落ち着く徳山北部の原風景が残る四季折々の風景や人など、
大道理の魅力に触れてもらって、あなたが見つけた、とっておきの景色をカメラに収めてみられませんか!?
【人と自然が繋がる里おおどうり フォトコンテスト】
フォトコンテスト応募要項 pdfファイルデータです↓
フォトコンテスト 応募要項
撮影期間: 平成28年4月10日(日)~10月14日(金)までで
募集期間: 平成28年9月1日(木)~10月14日(金) 当日必着です。
題材:「大道理の四季折々の風景、人、暮らしの中での風景(祭、イベント、日常風景など)」
応募先:お問合せ
〒745-0242 周南市大字大道理1332番地 大道理夢求の里交流館 「大道理フォトコンテスト」係
✉mukunosato@m2.ccsnet.ne.jp
☎0834-88-1830 担当(山田 山縣)
主催:大道理夢求の里交流館 後援:大道理百笑倶楽部
こんにちは。
春らしい穏やかな日和と寒の戻りを繰り返しつつ、本格的な春の訪れが近づいてきているのを感じます。
今年の「芝桜まつり」もいよいよ近づいて来ました!
「第6回芝桜まつり」は4月3日から30日までの開催です。
天候等によっては開花期間が短くなる場合もございますので
開花状況をご確認の上、ご来場ください。
開花状況については、まつり開催時より
「大道理日記」上でも下記の「しゅうなん里の縁側.com」の
↓Facebookの大道理のページ上でも随時お届けしていきます!
チラシの拡大↓ と地図の拡大↓
春ののどかな田園風景と10万本の芝桜を愛でに大道理へいらっしゃいませんか?
オートバイに乗ったカエル、カニ、新作は大道理地区のNさん宅の愛猫をモデルに作った猫など
表情豊かな様々な種類の動物や水車、合掌作り風の小屋など年々作品の種類や幅が増えつつある
大道理地区の手作り作家の貞弘始さん。
「作品作りよるけえ、写真撮りに来るなら今!」という貞弘さんからの伝言を井上向道支所長から賜り、
3月中旬の午後、貞弘さんの工房へ作業風景を見せて頂きに伺いました。
ご自分の作品とご一緒に!
貞弘さんが作品づくりを始めたのは仕事を定年退職された6年ほど前のことだそうで、
きっかけは「芝桜まつりで何か役に立つことをしたい」という思いで始めたそうです。
最初は竹のポットから始まり、お客様から直接「こんなのが良い!」というリクエストの声を頂き、
年々作品の幅が広がって進化していったそうです。
動物シリーズの作品作りで心掛けておられる点は、子どもが見て可愛いと感じる作品づくり。
目を可愛くする!というのがポイントで、「目が可愛くないと作品は売れない」のだそうです。
作品の一部。手前はオートバイに乗ったカエル、後ろの作品は猫など
ご自宅の工房にお伺いしている間、度々「ものづくりは面白い!楽しい」とおっしゃっていた貞弘さん。
昨年お邪魔させて頂いた時にはちょうどご自宅の倉庫も手作りされている最中でした。
これからまた、貞弘さんが楽しみながら生み出していかれる新たな作品たちと出会えることがとても楽しみです!
作品の一部。カニの大群です
作品を置かれている棚。本当に沢山の作品を作っておられます
暖冬といわれた今シーズンの冬でしたが、一気に大寒波がやって来て、まとまった雪となりました。
昨年12月に、「むくろじ」で大道理地区の「ふるさと祭」の昔を知る方からお話をお伺いするために、
ご自宅にお伺いした福原新さんから、「これから竹細工を今から始めるから、良かったら見に来るかね?」
というお電話を頂きました。
竹細工作品と福原さん
福原さんの竹細工作品です
竹細工研修の修了証書。
日付は昭和21年6月末日です
昨年ご自宅にお伺いした時、作品はいくつか見せて頂いたのですが、実際に作るのは、雪が降って外の作業が出来なくなってからだということでした。
その時に、「作業を始められる時には是非見せて下さい」。
とお願いしていたところ、大寒波での雪で、ちょうど作業を目の当たりにできる「その時」がやって来ました。
ご自宅に伺うと、作業をされる部屋には先月お伺いした時と同様、薪ストーブが焚かれ、外の雪と相まって、
冬らしい風情と薪の燃える香りが広がって、ほっかりとする雰囲気の中で、福原さんの淹れて下さったお茶をごちそうになりながら、
作業が始まるまでの少しの時間、奥様とお話させて頂きました。
福原さんが竹細工を学ばれたのは、写真の通り昭和21年のことで、
山口市で三カ月間の寮生活を送りながら、技術を身に付けられました。
福原さんが竹細工を学んだ時期はちょうど戦後で、物が無い時代。
町場から野菜などを買い求めに来られる方の自転車の籠(通称やみ籠と言っていたそうです)
などが良く売れ、「生活の支えになった」とおっしゃいました。
時が流れて、竹細工の需要が少なくなった後は会社勤めをされ、定年退職されてから、
再び竹細工を始められたそうですが、かなりのブランクがあっても体が覚えていた、と言われ、
スムーズに再開できたことが伺えました。
▲ルーラルフェスタでの竹細工実演の様子
ルーラルフェスタが大道理地区で行われていた頃には、竹細工の実演をされたり、
小学校に行って、竹とんぼづくりを教えて、皆で飛ばしたりといった内容の活動もされていたそうです。
福原さんは、ご自分が身に付けた技を残したいという思いを強く持っておられ、竹細工の会を作り、
人が集まったら作り方を教えたい、とおっしゃいます。
「技を身に付けるのは簡単ではない。作り始めるまでの「ひご」を作るのが難しい」。
と、度々おっしゃっていた「竹ひご」作りの技を降雪の1月下旬、目にすることがようやく叶いました。
竹細工を始めるにあたり、竹の種類について、まず、ご説明して下さいました。
福原さんが竹細工に使われる竹は「ホンダケ」という種類の竹で、時期的には孟宗竹、破竹が生えた後、
一番遅くに生えてくる竹なのだそうです。
孟宗竹は繁殖力があって、はびこって困るくらいなので、竹細工に使えれば良いのですが、
残念ながら、「身が硬く、肉厚のため、加工しづらく竹細工に向かない」。
とのことで、竹細工に使うホンダケは孟宗竹ほどの繁殖力はなく、大道理でもあちらこちらにあることはあっても、
残念ながら沢山の数は無いということを教えて下さいました。
竹は10月、11月が一年の中での一番良い切り時で、
その他の時期に切ると、虫がついてダメになるそうです。
一番良い時期に切っておいた竹を、日陰で、乾燥で割れたりしないよう、時々水をやりながら、
大切に管理しながら置いておき、それを加工に使えるよう、作業前には「竹ひご」づくりに取り掛かられます。
日に当たると、折れたり、粘り気がなくなったりして、加工には向かなくなるとおっしゃいます。
「竹ひご」づくりは、丸い竹を半分に割り、それをさらにまた半分に割り…という作業を繰り返していきます。
「編むのは器用な人じゃったらすぐに出来るようになる。けど竹ひごを作るのはすぐにはなかなか出来ん」。
とのことですが、長年竹細工をされてきた福原さんは、体が覚えているため「指が自然に動く」のだそうで、
「よそ見しちょっても出来る」。と、とても自然で流れるような美しい動作で加工され、
職人さんならではの熟練の技を目の当たりにして、釘づけになりました。
縦に割っていった竹を今度は、編みやすい厚みの「ひご」にするため、皮の部分と身の部分とに分けていきます。
幅と厚みをを作りたい物のサイズに近づけたら、今度は、使う竹ひごの横幅を均一に揃えていく作業です。
市販の竹細工のひごづくり用の道具を見て、福原さんがご自分で拵えたという
「幅揃え用の道具」が、ここで登場します。
▲道具の刃を作りたい物の幅に設定します
▲竹ひごを通していきます
▲左手で竹ひごがずれないように押さえ、右手で引いていきます
ひごの幅が揃ったところで、今度は、出来上がりの品が使う方に使い易いよう、角の面取り作業をします。
こちらも、福原さんが鍛冶屋さんにオーダーメイド作ってもらったという特殊な刃の道具で加工していきます。
▲作りたいものによって、竹ひごの横幅は変わってきますが、
それぞれのサイズに合わせ、
幾通りもの横幅の竹ひごの面取りができる、優れものの道具です!
▲面取り風景の全景です。
ここまでの竹ひご加工作業を経て、初めて籠を編み始められます。
竹の「そうけ」を作っておられます。こちらを完成させるまでには約3日ほどかかるそうです。
▲竹の目をそろえておられます
さらに、こんなのもあるとご紹介頂いた編み方で、こちらは「六つ目」というものだそうです。
こちらも、竹と竹との編み目の空間が六角形になっていて、とても美しい編み方です。
この編み方で編まれたものは、籠にして使ったり、コースター等で用いられたり、様々な用途で用いられます。
雪道の運転に自信がなく、当初歩いて福原さんのご自宅まで伺う予定が、
井上正彦向道支所長が福原さん宅まで送迎して下さいました。
上の写真は帰りに迎えに来られた井上支所長に、福原さんが笑顔で竹細工の作業工程を説明されているところです。
山口県は、鹿児島、大分県に次いで、全国三番目の竹林面積を持つ県だそうで、
先日BSのテレビ番組を観てみると、北海道の「ササラ電車」に使われている竹は
萩の竹を使っていると言っていました。
萩の竹は質が良い、ということで、遠く北海道の地で活躍しているという事実を初めてその時知りました。
他にも、番組内では萩の竹を使った家具などのことも紹介されているのを目にすると、
竹を加工できる職人さんが身近におられ、技を目の当たりにして、
この技を活かして、伝承しないと勿体ないと痛感しました。
福原さん、素晴らしい技を見せて下さり、感激でした。
本当にありがとうございました!
明けましておめでとうございます!
夢求の里交流館の山縣です。平成28年が始まりました。
今年は、大道理地区最高峰の「大高神山」の年頭登山から始まる一年となりました。
大道理地区では、年の始まりに「大高神山」でご来光を仰ぐ「年頭登山」を行っています。
「どのくらい前から年頭登山が行われて来たんですか」?
と交流館の山田事務長に聞いてみたところ、事務長が小学校の低学年の頃からあったという記憶があるそうです。
その歴史ある年頭登山。
昨年4月からの大道理若葉マークの私は、今年初めて年頭登山に参加させて頂くこととなりました。
登山自体、約10年ぶりで、年頭登山は人生初です。
前日の大晦日の夜あたりから何となくドキドキしながら元旦を迎え、朝5時前に起床し、大高神山麓へ。
日の出は7時20分頃の予定で、登山口周辺はまだ真っ暗です。
初めてのことで要領を得ずに、うろうろしていると、人影が見えたので
「おはようございます。あけましておめでとうございます」。
と新年のごあいさつをしたところ、
「あきちゃんか~?」と聞き覚えのある声がして、
「その声はもしかしてAさんですか」?と声の主を確認したところ、その通りで、
「知ってる方と出会えた」!と、少し緊張がほどけました。
この、もやい便の運転手をされているA・Kさんのほかに、盆栽を大切に育てておられ、以前ご自宅にある
素敵な沢山の作品を見せて下さり、説明して下さったA・Aさんも、中学生のお孫さんと一緒におられ、
山頂までの道のりをご一緒させて頂くことにしました。
元々体育会系とは程遠い生態で、特に最近はめっきり運動不足、年齢もつい最近またひとつ重ねたこともあり、
始めから息があがっている状態で、山頂をただひたすら目指して歩きました。
途中で若干、山道が平らになると、「は~助かった~…」。と内心本当にほっとしました。
「あと半分じゃ~」。というAさんの言葉を聞きながら、
「この後半分か~…このままのペースではキツイなあ」。と息も絶え絶えになりながら思っていたところ、
「お先にどうぞ」と道を開けて待たれているご一行がおられました。こちらの皆様に、
「あけましておめでとうございます」とごあいさつしかけたところ、今度は、
「お~山縣かあ、大丈夫か」?
というこちらもまた、聞き覚えのある声が…。
井上正彦向道支所長が、奥様とお孫さんお二人とともに、年頭登山に来られていて、ちょうど出会ったのでした。
そこで、今度は井上支所長のご家族とともに、山頂を目指して、最初より少しゆったりとしたペースで歩きました。
その後、楽しく会話したり歌を歌ったりしながら、山頂を目指す若者たちを目の当たりにして「若いわあ…」
と驚かされます。
再度何組かの方たちに、道を譲る場面などを経て、登り始めて一時間弱、頂上へ無事たどり着くことが出来ました。
午前6時45分。山頂にたどり着いてみると、まだあたりは真っ暗なまま。しかし、多くの方々が既におられます。
おぜんざい、お神酒、お茶などのお接待に、心身ともにほっこりと温まります!
大道理をよくする会や大道理体育振興会の皆さんがご準備下さった、たき火やおぜんざい、お茶で心身ともにほっと温まり、
今度はドキドキしながら、今か今かと初日の出の瞬間を待ちます。
次第に、あたりが明るくなってくると、山頂からの眺望はとてもきれいに見え始め、雲海が広がっていて、
雲海を初めて見た私は「わ~きれいだなあ」と興奮しました。
そして、午前7時18分。
下の写真のように、山の稜線付近が明るくなり、いよいよご来光が…。
初日の出の前です。山の稜線が明るくなりました。
美しいご来光です!
ご来光を仰いだ後、皆さんで「エイエイオ~」!
皆さんでご来光を仰いだ後には、お楽しみのビンゴゲーム、抽選会がありました!
下山前に山頂から少し南側に移動して、そこからの眺望を再びちょっとじっくりと眺めてみました。
登ってすぐの時には、まだ灯りが灯っていましたが、近景では大道理地区、遠景・南側には工業地帯を遠く望む風景を眺めることが出来ます。
大道理の「横川」地区です
こちらの写真の二人の女性の方は、大道理地区のKさん(左)と、Tさん(右)です。
Tさんは約十年ぶりに年頭登山に参加されたとおっしゃっておられ、きれいなご来光を仰ぐことが出来たことを喜んでおられました。
ここからの大道理地区の風景を眼下にご覧になりながら、
「あそこは〇〇さんの家じゃろう」と等、Kさんとお二人で楽しそうにお話されていました。
こちらのお二人と下山時はご一緒させて頂きました。
年頭登山にご参加されたKさん(左)とTさん(右)
ここ何年も、年末年始は雪で、年頭登山を行うことが出来なかったため、
今年は久しぶりのご来光を仰ぐことが出来る稀有な年だったと皆さんおっしゃいました。
ちょうど初めての年頭登山で、このような美しいご来光を仰ぐことが出来、新しい年を清々しい気持ちで迎えられることが出来て、
本当にありがたいなあという今年の幕開けとなりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは。大道理夢求の里交流館の山縣です。
12月19日の土曜日に夢求の里交流館で開催する、「大道理農業小学校~ミニ門松づくりと芋飴試食会」に向けて、芋飴づくりをしました。
▲芋飴づくりに来て下さった皆さんと、完成した芋飴を前に一枚!
きっかけは、当館の井上館長の「昔おやじが作ってくれよった芋飴が美味しかった。また作って食べたい」。というひと言からでした。
しかし、作り方が分からず、頼みの綱の料理のレシピが掲載されているインターネットサイトで調べてみても、伝統食の郷土料理の本を見ても、分からず…。
実物を食べたことがないため、載せられていたレシピを見ても、どれが「芋飴」なのかという確信が持てず、途方に暮れ、高齢者サロンに来られるご婦人方にお聞きしたところ、皆さん子ども時代に親御さんが作られたものを食べたことがあっても、自分で作っていたわけではないため、作り方はわからない、と仰いましたが、実物を目にされ、食されたという経験は何よりも心強いことだと感じました。
芋飴の試作品づくりを始めるには、一人ではとても心細いなと思っていましたが、支所の山本さんが呼びかけて下さり、5人のご婦人が来てくださいました!
当初は二日くらいで出来上がれば…と想定して、12月の2日~3日の二日で仕上げる予定で、内心ドキドキしつつ…レシピを頼りにまずは皮むきからスタートしました。
以下、今回の作業工程について順を追って載せています!
初日【12月2日(水)】
2日目【12月3日(木】
炊飯器で保温。6時間経過後
↓
3日目【12月4日(金】
作り手のメンバーの誰も作ったことのない「芋飴づくり」。
Yさん、A・Yさん、A・Kさん、A・Sさん、Fさんに来ていただいて、作り進めるうちに、段々とその過程にある作業の一つひとつが本当に手のかかる作業だと分かってきました。そして、予定より1日長い3日かけてようやく完成!となりました。その間、こちらの準備不足があり、蒸し器が一つしかない、とか、炊飯器が足りない、と分かり、ご自宅から持って来ていただいたり、借りて持って来ていただいたり…。作りながら「温度計がない」とか「濾すための布がない」となり、途中、Aさんにご自宅で濾すための袋を作って頂きに帰って頂いたり、温度計をとりに帰って頂いたり…。
皆さんのお力がなかったら芋飴は出来上がりませんでした。
3日間という長期戦になりましたが、来ていただき、お力を貸して下さり、本当にありがとうございました<(_ _)>
作る過程では、様々なハプニングがありましたが、二日目にはYさんご一家自家製のお味噌を使ったお味噌汁、ご持参下さった酢の物、Fさんは自家製野菜をご自分で漬けられた奈良漬、沢庵等のお漬物をご持参いただき、おむすびとお味噌汁、酢の物とお漬物といった大道理野菜をふんだんに使った贅沢な昼食を皆さんで楽しく食べさせて頂きました!
皆さんで和気あいあいとした楽しい昼食のひと時を過ごさせて頂きました!とっても美味しく頂きました!ごちそうさまです。
★濾した後の繊維を使った【芋繊維ケーキ&羊寒天】で無駄なくお芋を丸ごといただきました!
濾した後の芋繊維の使いみちについて、日頃お菓子作りを一切しない私には途方に暮れるばかりでしたが、皆さんのアイデアで、ホットケーキミックスを使った芋繊維ケーキと芋寒天づくりをして、芋を皮以外丸ごと全部無駄なく使い切ることが出来ました。
芋飴と繊維を使ったお菓子。そのどちらも芋の甘さを活かした優しい味のお菓子が出来上がりました!
【芋の繊維を使って、芋寒天を作りました】
【ホットケーキミックスを使って、芋繊維ケーキづくりをしています!】
蓋を開けてみると、3日間という長丁場での芋飴づくりになりましたが、来て下さった皆さんのおかげで無事完成に漕ぎつけられ、昼食時などの楽しく豊かな時間も過ごさせていただけました!
本当にありがとうございました。
こんにちは。
大道理夢求の里交流館の山縣です。
本日(11月27日)、昨夜からの冷え込みで、周南市北部は今シーズンの初雪が降りました。
朝起きて周囲を見渡してみると、庭や周囲の山、車の上などに、雪がうっすらと積もっていました。
大道理ホームページが出来上がり、今回が初めましての第一回目のブログです!
「しゅうなん里の縁側.com」という周南市のホームページ上でもブログを掲載させて頂いていますが、こちらは大道理単独のホームページでのブログということで、内容をより身近なものにさせて頂こうと考えています。
11月24日。大道理地区全戸にお配りしている地域のかわら版、「むくろじ」の12月1日号が、完成しました。
4月から発行し始めて、今回で8号目となった「むくろじ」。
今回、実はかなり頭を悩ませつつ作成し、作り始めてから今までで最長の一週間と1日かけて、支所の山本さん、交流館の山田事務長のアドバイスなど仰ぎつつ、完成に漕ぎつけることが出来ました。
編集後記では「むくろじ」の制作秘話を載せていますが、今回のブログではそちらに登場する方々、猫さん、風景などの写真を添えてみました。
以下編集後記です。
『8号目となった「むくろじ12月1号」は再びの難産で、真っ白な思考停止に陥り、件の救世主「トラ吉」君に癒しを求めて会いに行きました。
現在17歳半と13歳半の実家の熟女猫たちも若い時分はそうでしたが、冬を迎える前には、夏場と比べると、ひと回りほど体格が大きくなって、それもまた可愛らしく、「どーん」と体を摺り寄せてくると、よろけるんじゃないかと思われるほどでしたが、猫好き・猫煩悩の私にとってはその重量感もまた、たまりません。
「トラ吉」君も会いに行ってみると、少しの間見ないうちに、それまで以上に立派な体格になり、益々毛艶もよく、可愛らしい鳴き声で近くまで来て撫でさせてくれ、目で見て癒され、触って癒され、鳴き声に癒され、ひと時の安らぎを与えてくれました。
これだけでなく、トラ吉君のご主人のIさんにはご自分で漬けられた白菜漬、沢庵、かぼちゃ、キャベツなどを頂き、現在、毎日美味しく頂いています。
大道理でお世話になるようになって、沢山の方から、ご自分で育てられた様々な種類の農産品を頂きました。皆さんが丹精込めて作られたお野菜や、漬物などの加工品、シイタケやナメコなど菌類、お米、果物など… 。大道理で採れる農産品の種類の多さ、味の美味しさに、改めて、「大道理凄い」と実感し、一人唸ってしまいます。
配りものをしに自治会長さん宅に伺うと、農作業中で、今されている作業の説明をして下さる方、ふるさと祭の農産物品表彰で、今年初めて出品した大根が入選したことを嬉しそうに話され、ご自身のこだわりの土づくりの説明をして下さったり、子どもの頃のお話をして下さる方…。
【こだわりの土づくりや野菜づくり、昔のお話など聞かせて下さったAさん】
大道理の豊かな農産品の美味しさを、中司さん(大道理のホームページを作って下さった会社「Nobushi Graphics(ノブシグラフィックス)の代表取締役社長さん)のお話にあったように、名産品としてより多くの方に知って食べて頂きたいです。
まだまだ知らないことだらけですが、豊かな実りがもたらされる大道理のその一端を垣間見る場面に出会う時や、自宅で毎日朝起きる度に、空気が清々しく、「爽やかだなあ」と感じる時、中山間地域での暮らしは、とても贅沢だと折に触れ感じています。(雪の季節を前に、車の運転への不安という悩ましい事実もありますが…)。今号から、「ふるさと祭の歴史を遡り、ルーツにたどり着きたい」、と特集を始めました。様々な方から、様々な時代のふるさと祭のお話をお聞きしたいと考えています。昔の写真をお持ちの方、お話をお聞かせ頂ける方など、いらっしゃいましたら、ぜひ交流館までご連絡ください!よろしくお願いします』。
という編集後記でしたが、こちらに登場する自治会長さんたち、Iさん宅の「トラ吉」君、大道理の今年の秋の風景など、初めましての今回第一回目にご紹介させていただきました!
広報と一緒に配って頂く配りものをしに、各自治会長さん宅に向かう道で撮影した大道理地区の風景です。こちらの写真は11月10日のものです。
河内社近くの今年の紅葉の風景です。今年の紅葉はあまり綺麗には見られない、と言われましたが、この日は銀杏の黄色と紅葉の赤、青空とが相まって美しい秋の風景を見ることが出来ました!
▲日野地区で。見上げた青空に紅葉の赤と遠景の常緑樹の緑が美しい…。
これからも、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
※大道理かわら版「むくろじ」はホームページ上でも、1号から最新号の12月1日号までを掲載しておりますので、こちらも併せてご覧いただくことが出来ます!
大道理のホームページを開設しました!