明けましておめでとうございます!
夢求の里交流館の山縣です。平成28年が始まりました。
今年は、大道理地区最高峰の「大高神山」の年頭登山から始まる一年となりました。
大道理地区では、年の始まりに「大高神山」でご来光を仰ぐ「年頭登山」を行っています。
「どのくらい前から年頭登山が行われて来たんですか」?
と交流館の山田事務長に聞いてみたところ、事務長が小学校の低学年の頃からあったという記憶があるそうです。
その歴史ある年頭登山。
昨年4月からの大道理若葉マークの私は、今年初めて年頭登山に参加させて頂くこととなりました。
登山自体、約10年ぶりで、年頭登山は人生初です。
前日の大晦日の夜あたりから何となくドキドキしながら元旦を迎え、朝5時前に起床し、大高神山麓へ。
日の出は7時20分頃の予定で、登山口周辺はまだ真っ暗です。
初めてのことで要領を得ずに、うろうろしていると、人影が見えたので
「おはようございます。あけましておめでとうございます」。
と新年のごあいさつをしたところ、
「あきちゃんか~?」と聞き覚えのある声がして、
「その声はもしかしてAさんですか」?と声の主を確認したところ、その通りで、
「知ってる方と出会えた」!と、少し緊張がほどけました。
この、もやい便の運転手をされているA・Kさんのほかに、盆栽を大切に育てておられ、以前ご自宅にある
素敵な沢山の作品を見せて下さり、説明して下さったA・Aさんも、中学生のお孫さんと一緒におられ、
山頂までの道のりをご一緒させて頂くことにしました。
元々体育会系とは程遠い生態で、特に最近はめっきり運動不足、年齢もつい最近またひとつ重ねたこともあり、
始めから息があがっている状態で、山頂をただひたすら目指して歩きました。
途中で若干、山道が平らになると、「は~助かった~…」。と内心本当にほっとしました。
「あと半分じゃ~」。というAさんの言葉を聞きながら、
「この後半分か~…このままのペースではキツイなあ」。と息も絶え絶えになりながら思っていたところ、
「お先にどうぞ」と道を開けて待たれているご一行がおられました。こちらの皆様に、
「あけましておめでとうございます」とごあいさつしかけたところ、今度は、
「お~山縣かあ、大丈夫か」?
というこちらもまた、聞き覚えのある声が…。
井上正彦向道支所長が、奥様とお孫さんお二人とともに、年頭登山に来られていて、ちょうど出会ったのでした。
そこで、今度は井上支所長のご家族とともに、山頂を目指して、最初より少しゆったりとしたペースで歩きました。
その後、楽しく会話したり歌を歌ったりしながら、山頂を目指す若者たちを目の当たりにして「若いわあ…」
と驚かされます。
再度何組かの方たちに、道を譲る場面などを経て、登り始めて一時間弱、頂上へ無事たどり着くことが出来ました。
午前6時45分。山頂にたどり着いてみると、まだあたりは真っ暗なまま。しかし、多くの方々が既におられます。
おぜんざい、お神酒、お茶などのお接待に、心身ともにほっこりと温まります!
大道理をよくする会や大道理体育振興会の皆さんがご準備下さった、たき火やおぜんざい、お茶で心身ともにほっと温まり、
今度はドキドキしながら、今か今かと初日の出の瞬間を待ちます。
次第に、あたりが明るくなってくると、山頂からの眺望はとてもきれいに見え始め、雲海が広がっていて、
雲海を初めて見た私は「わ~きれいだなあ」と興奮しました。
そして、午前7時18分。
下の写真のように、山の稜線付近が明るくなり、いよいよご来光が…。
初日の出の前です。山の稜線が明るくなりました。
美しいご来光です!
ご来光を仰いだ後、皆さんで「エイエイオ~」!
皆さんでご来光を仰いだ後には、お楽しみのビンゴゲーム、抽選会がありました!
下山前に山頂から少し南側に移動して、そこからの眺望を再びちょっとじっくりと眺めてみました。
登ってすぐの時には、まだ灯りが灯っていましたが、近景では大道理地区、遠景・南側には工業地帯を遠く望む風景を眺めることが出来ます。
大道理の「横川」地区です
こちらの写真の二人の女性の方は、大道理地区のKさん(左)と、Tさん(右)です。
Tさんは約十年ぶりに年頭登山に参加されたとおっしゃっておられ、きれいなご来光を仰ぐことが出来たことを喜んでおられました。
ここからの大道理地区の風景を眼下にご覧になりながら、
「あそこは〇〇さんの家じゃろう」と等、Kさんとお二人で楽しそうにお話されていました。
こちらのお二人と下山時はご一緒させて頂きました。
年頭登山にご参加されたKさん(左)とTさん(右)
ここ何年も、年末年始は雪で、年頭登山を行うことが出来なかったため、
今年は久しぶりのご来光を仰ぐことが出来る稀有な年だったと皆さんおっしゃいました。
ちょうど初めての年頭登山で、このような美しいご来光を仰ぐことが出来、新しい年を清々しい気持ちで迎えられることが出来て、
本当にありがたいなあという今年の幕開けとなりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。