こんにちは。夢求の里交流館山縣です。
7月30日土曜日。大道理夢求の里交流館で「ハーブ&アロマ体験講座」が開催され、市内各地から三十余名の方が参加して下さいました。講師には山口市からジャパンハーブスクール認定講師の有吉俊先生にお越し頂き、午前午後の二部構成で講座が行われました。
▲講座風景です
午前中の第一部では参加者全員で「石鹸づくり」をしました。
▲ジャーマンカモミール抽出液をビーカーで量っています
▲ジャーマンカモミール抽出液を石鹸素地に入れて混ぜ合わせ中です。
均一に混ざるようにしっかり揉んでいきます。
▲よく混ぜ合わせた石鹸素地にハチミツとラベンダー、ゼラニウムの精油を混ぜていきます。
ラベンダーの良い香りが会場内に広がります!
▲石鹸を成型していきます。思い思いの形に作り上げていく作業は子どもさん方の夏休みの工作にはもってこいです!
石鹸の怪獣が出来上がりました!
講座の中では精油という植物から抽出したオイルを使用していますが、抽出前の植物を有吉先生がお持ち下さり、実際に参加者の皆さんで香りを嗅いでみました。爽やかな香りのする植物もあれば、虫よけに使う精油に使用する植物の中には虫が除けていきそうな香りのものもあり、様々でした。写真の植物はゼラニウムです。
石鹸作りが終わるとお楽しみの昼食です。
参加者の皆さんで楽しく和気あいあいとお話されながら「大道理ほたる工房」の「まんかい弁当」を召し上がった後は、ハーブソルトづくりと虫よけスプレー作りに分かれての第二部が始まりました。
ハーブソルト」は、乾燥させたハーブを細かく刻んで食塩と混ぜ合わせたもので、食材の味を引き立て、ハーブの持つ効能から健康と美容効果が期待される万能調味料です。食塩は、天然塩、藻塩、岩塩の三種類を使用し、ハーブは、オレガノ、コモンセージ、コモンタイム、ローズマリーなど12種類のハーブを使用します。それぞれの材料を分量ずつ小さじ密封できる袋の中に入れていき、混ぜ合わせます。
【蚊除けスプレー作り】
蚊除けスプレーは市販のものとは異なり、ハーブの持つ昆虫忌避作用で、殺すのではなく、虫を寄せ付けない成分で作られたスプレーです。
使用した精油はシトロネラ、レモングラス、レモンユーカリ、ゼラニウムで、最初に無水エタノールを入れたスプレー容器に入れて混ぜ合わせていきます。
精油の使用には充分な注意が必要で、先生のご指導のもと、安全に取り扱いながら皆さん作っておられました。これからが夏本番。蚊除けスプレーは大活躍しそうです!
【蚊除けスプレーづくり特別編】
講座では精油を使って蚊除けスプレーを作りましたが、もっと手軽な方法として、ハーブを煮出した抽出液を使った蚊除けスプレーの作り方も、講座の最後に有吉先生がご紹介下さいました!精油での蚊除けスプレー作りで使用したシトロネラ以外の植物を全部入れて煮出して抽出液を作り、蚊除けスプレーとして使用します。
こちらの方法で作った蚊除けスプレーは精油で作ったものと比べると若干効果は落ちるということですが、ご自宅で手軽に作ることが出来るということで今回ご紹介下さり、抽出液で作った蚊除けスプレーも蚊除けスプレー作りを選択された参加者の皆さんにプレゼントしてくださいました。
今回は夏休み期間中ということで、親子でご参加下さる方の姿が沢山ありました。子どもさんの夏休みの自由研究や工作の課題提出の一助になれば幸いです!また、今回はハーブ&アロマ体験講座ということで多くの女性の方にご参加いただきました。ご自宅でハーブを育てて食材や茶として召し上がっておられる方も沢山おられると思います。今回の講座をきっかけに、ハーブやアロマの精油をより身近な生活の中に取り入れて頂くきっかけとなればうれしいです。
ご参加下さった皆さん、有吉先生、ありがとうございました!