大道理地区の生活交通として昨年10月に本格運転を開始した「もやい便」に新たに6人の運転手さんの登録がありました!
▲もやい便の運転手に登録された6名の方です
左から秋積達雄さん、福田国雄さん、森田清美さん、
兼俊勉さん、山田事務長、兼俊勝さん
こちらの6名の皆さんは、今年5月に宇部市の運転免許教習所で、有償運転を行う方のための「移動サービス認定運転者講習」を受けられ、実際に講習を受けた方の中のお一人は6月から運転手としての活動を始められました。
平成26年10月に「もやい便」の実証運行が始まり、二人の運転手の方が交替で運行されていましたが、これからも長く「もやい便」を継続していくために、運転手として活動できる方を増やすこととなりました。
大道理地区の皆さんに、新しく運転手として登録された方の顔を知って頂いて、運転手の登録をされたことへの思い、実際運転手として活動されることとなった時に、どのような気持ちで臨まれるのかについてお伝えするため、今回登録された皆さんにお話をお聞きしました。
皆さんが受けられた、有償運転者講習の時間割を見せて頂いたところ、午前中は安全に利用者を乗せて運転するために必要な知識の座学講義があり、午後からは実際にコースに出て運転実技の講習、という内容となっていました。
講習会を受けて、運転手として必要な知識や技能について意識が変わりましたかという質問をすると、『目の見えない人、車イスに乗られている方を車に乗せる時のことなど、初めて今回知ることが出来た。利用者さんについて、様々な状況が考えられることに気付いた』という意見や、
『車のドアを運転者が開けて、利用者が乗車して、座ってシートベルトを締められたのをきちんと確認してから初めて発車しないといけない。
安心して安全に利用して頂くための必要な知識について、講習を受けてみて改めて確認できた』と話される方もおられました。
また実技講習のコースでの運転は皆さん免許を取って以来のことだということで、様々なエピソードが飛び出しました。
それから、運転手に登録された方の「もやい便運転手」として心掛けたいこと、これからの思い、利用される方へ伝えたいことについて、それぞれお話して頂きました。
森田清美さん 「せっかく始まった生活交通もやい便。これからもずっと継続して、後継者を育てて引き継いでいかないといけない」
兼俊 勉さん 「気軽に使ってほしいです。大道理の中でお友達の家へ遊びに行かれる時なども、遠慮せずに利用して頂きたいです」
兼俊 勝さん 「利用される方の顔をまず覚えて、ご自宅の場所を知っていくことから始めたい。運転手として安全運転を心掛けたいです」
秋積達雄さん 「運転手登録は、地域の方の役にたちたい気持ちで応募しました。自分の十年先を考えた時、「生活交通もやい便」という仕組みは「自分にとっても地域にとっても必要な仕組み」だと思っています。
もやい便は利用される方の年齢制限はありません。皆さんにはもっと気軽に利用してほしいです。利用された方はご近所の方にももやい便のことをお話してほしい。広報誌等でもやい便についてPRしていきたいです」
福田国雄さん「事故のないよう、気をつけて運転していきたいです」
最後に森田さんの「皆さん、お互い協力しながらやっていきましょう」という言葉が締めとなりましたが、お話を伺っている時に、何度となく皆さんそれぞれ、もやい便は大道理にとって、とても大切な仕組みだということをおっしゃり、自分たちのように定年退職した立場の人間でしか実際に運転手としての活動は出来ないけれど、年齢的なこともあるので、1~2年先のことを常に見ながら運転手を探して育てていって、これからもずっと継続していかないといけないということを話されました。
これから皆さんどうぞよろしくお願いいたします!
周南市中山間地域8地区のブログ「しゅうなん里の縁側.com」でも大道理地区のブログをご覧になれます!